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2007年10月13日 (土)

私と病気

私は病気になって変化した。

人との付き合いも格段に減り、引きこもりがちである。

本来の私の性格はどこかへ行ってしまったとも思う。

病気になってよかった、なんて絶対に言えない。

しかし、不幸中の幸いというか、私が病気に気づくことができ

たことは、幸運だったと思う。現役高校生のとき、大学に合

格しながらも浪人を決意し、更に第一志望の大学に落ち、

滑り止めの大学に行くハメになったこと。これが、すごく縁の

あるものだったと思うのだ。私はこの大学であの授業を受け

ていなかったら、病気に気づくことはできなかったかもしれな

い。他の大学に行っていたら、未だに自分の症状に苦しんで

いたかもしれない。私が第一志望の大学に落ちたことは、実

は私にとって良いことだったのかもしれないと思う。私が病気

に気づくという出来事は、本当に「たまたま」のことで、授業が

受講者に対して気づかせるように、なんて意図したものでは

ない。それだから余計に私は大学との縁、先生との縁を感じ

ている。くどいようだが私は統合失調症についての知識は

持っていた。しかしそれが自分に当てはまるということに気づ

くことができなかったのである。カウンセリングで紹介された、

現在通っているクリニックの先生も、病気の専門サイトでコメ

ントしている先生で、病気について良く知っているようだった。

私は紹介されたからただなんとなくクリニックに行ってみたと

いうだけで、病院を選ぶ、ということはしなかった。だからフラ

フラと彷徨っている私がきちんとした治療を受けられたのも、

これまた縁だと思う。治療過程で10kg太ったり(戻ったが)、

細かな症状は拭いきれないが、薬を服用する前より物凄く

楽になったことは確かだ。前よりも笑えるようになり、病気

になる前の自分に少しづつ近づいているようにも思う。自

分が自分でいられることは重要なことである。私は薬を飲

むまでの7年間、別の世界を旅していたような、そんな感

じがする。辛くて苦しくてどうしようもなかったが、生まれて

初めて私は自分独りの力で物事を片付けた、という気が

する。いつも誰かを頼って助けてもらってばかりだったが、

「どうにかしたい」と強く思えば、人間動くものだなあと思

う。まあ私の症状がギリギリのところで耐えられるという

状況だったから言えることなのかもしれない。これから先、

症状が寛解するかもしれないし、悪くなるかもしれない。

それは分からない。病気の体験も、心に大きな衝撃を残して

いる。消えない事実と不安な未来。これらは私が生きていく

上で邪魔だろうし、ない方がいいと思ってしまう。

けれどこれらを抱えて生きていくことは私が学ぶべき課題なの

だろうと思う。人それぞれ苦労は経験する。それが私は病気

だっただけだ。年をとれば病気の一つや二つ、するものである

。たまたま私はこの病気になった。それだけの話。

今までの経験を全て消すことはできないし、消したら私がいなく

なってしまう。だから上手く自分をコントロールして、病気と付き

合いながら、生きていきたいと思う。

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